私達の団体は、カリフォルニア州トーレンス市に本部をおくアメリカ連邦政府認可非営利法人です。私達は、2003年より日本の児童養護団体の依頼を受けて全米最大の児童養護法人で8万人の子供にサービスを提供するボーイズタウンとの橋渡しをしてまいりました。創始者であり日本の児童基本法の基を据えたフラナガン神父の精神を受け継ぎ、その理念とペアレンティングを含む最新の養護技術を日本の方々に提供することをその目的としています。

主な業務は、ボーイタウンの研修に必要な教科書や書式の翻訳、研修の通訳提供のサービスがその主な仕事です。唯一のボーイズタウンの対日プログラム責任団体としてボーイズタウンの経験を積んだ上級指導員が日本で実際に指導者の指導ができるようにする事は勿論、最新著作の著者と直接にコミュニケーションをとりながら翻訳できることも私達の強みです。既にボーイズタウンの主要な4冊の教科書や副読本、指導用DVD、指導マニュアル、パワーポイント、書式集等を翻訳し、現在も来年の出版を目指して新しく発達障害を持ったお子さんのスキル指導教本を翻訳しています。 私達の出版は、直接ボーイタウン出版から出版される為に日本の出版社によって左右される事はありません。最も必要とされる書物を必要とされる方々の手元に届く事が最も大切と考えています。

私達は、過去10年にわたり提供してきた児童養護施設や地方自治体への養護技術研修の経験やノウハウをベースに、より多くの方々に効果的なペアレンティングの技術を学んで頂くために、ボーイズタウンと日本のNPO団体の皆様と協力して最新のコモンセンスペアレンティングを提供しています。また、利用者の視点を重視し、皆様のお使いなる「コモンセンスペアレンティング」の教科書は、実際にお使いになった方々のフィードバックを日本のNPO団体の方々がインプットし使いやすく、分かりやすく再編集されたものです。

私達の法人のもう一つの大切な仕事は法務です。ボーイタウンの全ての著作やプログラムは知的財産権が設定されています。私達は、2008年にはアメリカ連邦政府とカリフォルニア州より非営利法人資格を取得しボーイズタウン法務部より日本で行なわれる研修などのプログラムを実施する権利と日本語翻訳権などの著作権取得を完了しています。

ボーイズタウンは、今迄の施設養護経験の膨大なデータを持っています。それだけでなく病院や里親支援サービス、そして全米で行なわれているコモンセンスペアレンティング・クラスのフィードバックから、常により効果的な良いプログラムを提供しようとしています。私達は、その最善で効果的なものを日本の皆様に提供する為に今後も努力してまいります。

US-JAPAN Advanced Skill Training Center
Executive Director
久山康彦リチャード博士