ボーイズタウン・コモンセンスペアレンティング®(BT CSP)指導者規約改定のお知らせ

(2020年3月30日)

一部修正のお知らせ

規約改定について最終のBOYSTOWNからの確認と各団体から意見集約をしまして、プログラムの質を維持する運用上、3点の変更を加えましたのでご了承頂ければと思います。

①認定管理者をスーパーバイズする「認定スーパーバイザー」の資格を設け、全国でのプログラム供給の質をより安定させていく。

②「認定管理者補佐」は、すべて「認定管理者」を目指す前提で育成するため、「認定管理者補佐」の名称を廃止する。よって「認定管理者」は、すべてのセッションを取得して、既定のフィードバック等を満たした人の名称となる。管理者養成研修を修了し、上記の条件を満たさない人は、「認定管理者研修生」として、活動範囲は「認定上級指導者」に準ずる。

③「認定管理者」のライセンス費用を年13,000から10,000円に引き下げる。


(2019年10月吉日)

平素はボーイズタウン・コモンセンスペアレンティングプログラム普及にご尽力をいただき、誠にありがとうございます。

この度、私達のプログラムを受ける利用者がより大きな利益を受け続けるため、指導者規約の一部改変をいたしましたので、お知らせいたします。

当団体は、日本の家族の最善の利益のため8年間ボーイズタウンプログラムを純粋に普及してきました。この間、各認定団体をはじめとする皆様の献身的な努力により、プログラムは急速に全国に伸び広がりました。これにより、講座の効果、満足度は飛躍的に向上、施設は安定し、多くの家族が救われていきました。

2017年よりボーイズタウンは、よりプログラムの質を向上し維持させるため、日本におけるスーパービジョン体制の構築を示しました。特に指導者の質の維持は強調され、当団体もその方針を受け、北海道・関東・関西・九州沖縄の4か所で、定期スーパービジョンの機会を設けて2年間実施してまいりました。その結果、スーパービジョンの重要性を認識して定期スーパービジョンを受ける指導者も出来ましたが、その数は各指導者全体の半数以下で、多くの各指導者は、質を維持出来ていない独自活動を行うばかりでなく、残念ながら新たな模倣者も出始めました。

新たな時代を迎える今日、日本の家族に優れたプログラムを提供し続けるために、現存制度を一部見直し、それを支える指導者の研鑽を前向きに進める時を迎えています。変化には努力と忍耐が必要ですが、日本の家族に最善の利益をもたらす確かなプログラムを届けるため、引き続きのお力添えをお願いいたします。


【改定日時】
2020年4月1日

【主な変更内容】
指導者規約の全面見直し

【変更事項】
①資格種別、②活動範囲、③申請・報告の義務、④資格取得の条件、⑤資格の更新条件・ライセンス費用・コンサルテーション、⑥資格の失効、⑦団体割引


①資格種別

新たな資格種別は、「認定スーパーバイザー」「認定管理者」「認定上級指導者」「認定初級指導者」の4種類です。

改定前改定後
管理者認定スーパーバイザー
認定管理者
上級指導者認定上級指導者
初級指導者認定初級指導者

②活動範囲

資格ごとの活動範囲は下記の通りです。○=開催可能な講座や活動です。

資格種別と活動範囲認定スーパーバイザー/
認定管理者
認定上級指導者認定初級指導者
活動範囲(国内のみ)所属内外所属内、現住所のある都道府県内
認定管理者の補佐であれば、それ以外の地域も可
所属内のみ
認定上級指導者の補佐であれば、職場外でも可
公式SV認定上級指導者へ--
認定初級指導者へ--
講座開催初級指導者養成講座ファシリテーターファシリテーター補佐
上級指導者検定--
基礎講座--
公式フォローアップ--
ペアレントサポート-
連続講座*○(6人まで)○(4人まで・無償)
その他CSPの普及活動--
*幼児版は全7セッション・学齢期版は全6セッション

③申請・報告の義務

講座開催をする際、講師には申請書と報告書を提出する義務があります。申請書は講座開催日の1ヶ月前まで、報告書は講座終了後2週間以内に所定の団体へ提出してください。認定管理者の場合、事務局指定フォーマットによるアンケート集計やその他関係書類の提出を行います。

申請・報告の義務認定スーパーバイザー認定管理者認定上級指導者認定初級指導者
申請書・報告書の提出先事務局(プログラムアドバイザー)事務局(プログラムアドバイザー)認定団体認定団体


④資格取得の条件

認定スーパーバイザー
  • 認定管理者を有するもの。
  • 事務局のプログラムアドバイザーより認定されたもの。
  • 当団体の会員としてライセンス費用*(10,000円)を支払うこと。
  • 認定管理者
  • 認定上級指導者資格を有する。
  • 米国ボーイズタウンのシニアトレーナーが実施する「認定管理者研修」を受講し、認定される。
  • 当団体の会員としてライセンス費用*(10,000円)を支払う。
  • 認定上級指導者
  • 「幼児版」もしくは「学齢期版」の認定初級指導者資格を有している。
  • 上級指導者資格検定講習を修了し認められたもの。
  • 全セッション(幼児版は全7セッション、学齢期版は全6セッション)で講師を務める、もしくはセッション取得をする。
  • 当団体の会員としててライセンス費用*(8,000円)を支払う。
  • 認定初級指導者
  • 連続講座(幼児版は全7セッション、学齢期版は全6セッション)、もしくは、基礎講座を受講する。
  • 所属団体もしくは認定団体からの推薦を受ける。
  • 16時間(2日間の研修)の初級指導者養成講座の全工程を修了し認定される。
  • 当団体の会員としてライセンス費用*(6,000円)を支払う。
  • *ライセンス費用は年会費、著作権・商標権使用料を含む

    ⑤資格の更新条件・ライセンス費用・コンサルテーション

    資格の有効期限は取得日より2年間です。資格を更新するためには、2年間の資格有効期限内に下記の条件を全て満たす必要があります。

    資格の更新条件 認定スーパーバイザー 認定管理者 認定上級指導者 認定初級指導者
    講座の実施
    (実施回数)
    ・養成講座全体の管理運営 ・初級指導者養成講座または基礎講座の講師を4回(年2回)
    →上記は半日で1回と見なす。
    ・連続講座*の講師を2回(年1回)
    ・初級指導者養成講座または基礎講座のファシリテーターを4回(年2回)
    →上記は半日で1回と見なす。
    ・連続講座*の講師を2回(年1回)
    ・初級指導者養成講座のファシリテーター補佐を2回(年1回)
    →上記は半日で1回と見なす。
    公式SV・フォローアップ
    (参加回数)
    ・プログラムアドバイザーにより公式スーパーバイザー向けSVを12回(年6回)
    ・プログラムアドバイザーによる公式スーパーバイザー向けフォローアップ2日間を4回(年2回)
    ・BOYSTOWN研修の参加
    ・プログラムアドバイザーもしくは認定スーパーバイザーによる公式管理者SVを12回(年6回)
    ・プログラムアドバイザーによる公式管理者向けフォローアップ1日間を4回(年2回)
    ・公式FB(SV)を最低8回(年4回)
    ・公式フォローアップを4回(年2回)
    ・公式FB(SV)を最低6回(年3回)
    ・公式フォローアップを2回(年1回)
    コンサルテーション
    (参加回数)
    ・プログラムアドバイザーによるコンサルテーションを4回(年2回)
    モデルを学ぶため2回は他施設
    ・プログラムアドバイザーによるコンサルテーションを4回(年2回)
    モデルを学ぶため1回は他施設
    ・プログラムアドバイザーによるコンサルテーションを2回(年1回)
    社会的養護の取り組みを学ぶため
    なし
    ライセンス費用** 20,000円(年間10,000円) 20,000円(年間10,000円) 16,000円(年間8,000円) 12,000円(年間6,000円)
    *幼児版は全7セッション・学齢期版は全6セッション
    **ライセンス費用は年会費、著作権・商標権使用料を含む。


    ⑥資格の失効

    2013年4月〜2019年9月までに取得した「初級指導者」「上級指導者」「管理者」資格の有効期限は一律、2020年4月1日より2年間とし、この間に資質向上の更新条件を満たして下さい。条件不備の際は2022年3月31日に資格は失効してしまいます。


    ⑦団体割引

    施設全体でボーイズタウンプログラムに取り組む場合には、更新ライセンス費用の割引があります。詳細はお問い合わせください。