思春期の子どもに自分自身をコントロールする方法を教える

子どもが怒りを爆発させたり、カッとなることはありますか?2歳の子どもの癇癪とは違い、思春期の子どもがコントロールを失うことは社会的に受け入れられない場合が多いです。自分自身のコントロールは「サバイバルスキル」と呼べるほど、大人になり社会に出て行く上で重要なスキルです。次の6つのステップを参考にすることで子どもとポジティブな関係性を築き、お互い感情的にならずに過ごすことができるでしょう。

1. 問題行動を描写する(見せて話す)
思春期の子どもは、わかりやすい具体的な言葉に一番素直に応じるものです。子どもが生意気で感情的になっていても、礼儀正しく敬意のある態度で伝えましょう。お互いに尊敬の念を持った関係を築くことが鍵です。
2. はっきりとした指示を出す
具体的にどのように落ち着いてほしいのかを伝えます。(「何回か深呼吸をしましょう」)怒っている子どもに複雑なことを言っても伝わりません。
3. 子どもが落ち着く時間を取り、自分自身も落ち着く
最も大切なステップは、あなた自身が冷静さを保つことです。リラックスをして、子どもが一人で落ち着く時間をとります。
4. 子どもが次にどうすればいいかを伝える
子どもが落ち着きを取り戻したら、次に同じような状況が起こったら何ができるかを教えます。
5. 結果を用いる
適切な結果を用いることは、子どもの行動の重大さを理解させるために役立ちます。スマートフォン、ゲームや電子機器を一時的に預かり、家のお手伝いをさせましょう。こういった結果によって、行動をする前に考える事が身に着きます。
6. 練習をする
感情のコントロールができない場面を想定して、落ち着く方法のロールプレイを行います。次に同じ状況に上手く対応できた時には褒めましょう。

元の記事:Teaching Self-Control to Teens