スマホ、パソコン、テレビとの向き合い方

常にスマホやパソコン、タブレット等を使用している子どもは、使用時間が長くない子どもに比べて幸せではない、という研究結果があります。親が直面する課題は、「いかにこのような機器や端末の使用をやめさせるか」ではなく、「いかにして機器を使っている時間と使っていない時間のバランスを健康的に保つか」にあります。

家族の機器使用の約束を作ることは、このバランスを保つ上でとても役に立ちます。子どものことを一番よく知っているのは親である皆さんです。個々の家庭に合わせた機器使用のルールを作り、子どもが責任感のある正直で親切な大人に成長できるようにしましょう。

■誰が
誰が家庭でパソコン、テレビ、携帯電話を使用することができるのかを決めましょう。子どもが中学生以下であったら、携帯電話は必要ないかもしれません。子どもの成熟度と必要に応じて適切な判断をしましょう。
■いつ
子どもがTVを見たり、パソコンをしたり、携帯電話を使うことのできる時間の決まりを設けましょう。子どもが夜遅くまでメッセージのやり取りをして時間を過ごすことのないよう、寝るときに携帯を寝室に持ち込まないことも考えてみてはどうでしょう。
■どこで
子どもには、どこで何をして良いのか理解させましょう。例えば、学校や食事の席などで携帯を使うことは好ましくありません。子どもの観るコンテンツに気を配り、家族の時間を共有できるよう、テレビは子どもの寝室ではなく共有のスペースに置きましょう。
■何を
子どもがオンライン上で「できること」と「できないこと」を話し合い、内容を把握しましょう。携帯で誰と何を話すことができるのか。テレビで見てもいい番組と見てはいけない番組は何か。してはいけないこと、例えば「ネット上で人の悪口を言う」などのネットマナーについても話し合いましょう。

元の記事:Balancing Technology and Media